オンライン診療について
小児科診療の大部分を占める風邪の場合は新型コロナウイルスやインフルエンザを含めてウイルス性疾患では去痰剤や解熱剤による対症療法(支持療法)で自然治癒します。一方、溶連菌感染症では抗生剤を内服しないまま症状が遷延化した場合に腎臓に二次的な炎症を起こしむくみなどを起こし入院治療が必要となるなど症状は同じでも異なる治療が必要な疾患もあります。このため、当院では引き続き対面による診察を重視し、積極的な電話診療やオンライン診療は行わない方針です。
当面の間、当院では時間外や休日においてやむを得ず応急的な診察を要する場合にオンライン診療を活用させていただくことにいたしました。時間外に診察をご希望される場合には下記をお読みいただき、受診予約をお願いします。
オンライン診療の流れ
当院はオンライン診療を適切に実施できるよう研修等を受講し、国に届け出を行った医療機関です。LINEドクターとよばれるオンライン診療システムを利用し、予約・診療・決済までの一連の手続きを行います。オンライン診療においては通信に関する費用を別途徴収することが認められており、保険診療に伴う医療費自己負担分に加えて、LINEドクター利用料660円、当院の通信に関する費用として2200円を負担していただきます。
必要なもの:診察券・保険証・子ども医療受給者証・ネット環境・LINEが使えるスマートフォン
オンライン診療の結果、対面診察が必要と判断される場合や応急処置のため処方が必要と判断される場合は原則として当院で対面診察を行います。緊急性がない症状と判断され、検査や処方を希望される場合は翌診療日に対面診察を受けてください。また、対面診察が必要と判断されるものの外出中などで当院で対面診察できない場合は、当番医や津山中央病院の救急外来受診をお願いする場合があります。ご了承ください。
コロナ特例が終了するため、調剤には処方箋原本の送達が必要となります。このため、オンライン診療では調剤まで数日のタイムラグが生じます。当院のオンライン診療では処方箋は発行せず、急な調剤が必要な場合は対面診察に切り替え院内処方といたします。
オンライン診療に関する一般的な注意事項
オンライン診療は、通常の診療(対面診療)ほど十分な評価ができません。このため、症状等によっては、対面診療が必要になることもあります。また、他院での診察をお勧めしたり、病院紹介が必要になることもあります。
初診よりオンライン診療が実施可能となっています。オンライン診療を受診するにあたり以下に記載された点をご確認ください。
初診の方も「オンライン診療」のご利用可能ですが、原則として処方期限が1週間となります。また、向精神薬の処方はできません。
症状の変化や診療について相談がある場合は、対面による診療またはオンラインによる受診再度をうけてください。
お薬の受け取り場所は、ご自宅やご指定の薬局など選択可能です。受け取りまでに時間がかかる場合もありますのでご注意ください。
オンライン診療の実施は、医師は専用の端末を使用し、患者様はご自身が所有するスマートフォンや端末を使用していただきます。リアルタイム動画については第三者が提供して いるアプリケーション(LINEなど)を使用します。
診療動画は、クリニックでは録画しません。患者様が必要とされる場合は、医師と協議の上、患者様の端末へ記録していただきます。
保険診療に伴う医療費自己負担分に加えて通信に関する費用として2200円を負担していただきます。