個別療育について
2019年4月から当院では小児の発達障害に対して言語聴覚士、および、作業療法士による個別療育を開始しました
発達障害をお持ちのお子さんに対して、具体的な日常生活を解決するために訓練を行います
作業療法では ハサミ、はし、スプーン、鉛筆等を上手に使えるようにする
着替えがスムーズにできるようにする(着脱、ボタン、ファスナー)
手先の細かい動作ができる(折り紙、シール、のりづけ、ひも)
階段の上り下りができるようにする
言語療法では 発音が気になるお子さん(年中~)
言葉は理解しているが、表出することが苦手なお子さん(年少~年長)
2語文程度は喋れるが文章になると喋ることが苦手なお子さん(年少~年長)
他者とコミュニケーションをとることがあまり得意ではないお子さん(年少~年長)
基本的に机上で取り組むことが多いため、椅子に座って取り組めるお子さんが望ましいです
個別療育をはじめるまでの流れ
二次障害といわれる情緒面の問題への対応ができるかかりつけ医をお持ちの方を対象とします
原則として、当院または希望ヶ丘ホスピタルで発達障害の診断を受けてください。
一般診療の時間では十分に時間が取れず正しい診断ができないため、当院は発達障害の評価・診断は相談外来(医師)の診察時間で診療してします。十分に時間を取って評価及び診断をしますので、保険診療に伴う自己負担金に加え自費で選定療養費(予約料)として10000円+消費税をいただいています。
当院で診断や経過観察を希望される方 |
一般診療の時間では十分に時間が取れず正しい診断ができないため、当院は発達障害の評価・診断は相談外来(医師)の診察時間で診療してします。十分に時間を取って評価及び診断をしますので、保険診療に伴う自己負担金に加え自費で選定療養費(予約料)として10000円+消費税をいただいています。 相談外来で受診された際に療育のご希望をお申し出ください。療育スタッフによる療育前の評価をおこなう日程を予約します。 療育開始後は、定期的に相談外来(心理)で診察を継続し、発達の評価と治療目標の設定を行います。 なお、当院では発達検査を行っていませんので、就学に関する診断書など発達検査が必要な際には津山中央病院や児童相談所など他に評価できる機関で評価していただくようになります。そのための紹介状作成などは当院でおこないます。 |
希望ヶ丘ホスピタルで診断や経過観察を希望される方 |
希望ヶ丘ホスピタルでは十分に時間を取って評価及び診断をするため完全予約制で診療されています。希望ヶ丘ホスピタルでは選定療養費の制度はとっておられませんので、保険診療に伴う自己負担金のみで診療が受けられます。ただし、診療を受けるまでに数ヶ月の待機期間が必要と伺っています。 希望ヶ丘ホスピタルで発達検査等を含めの数回受診していただき、評価及び診断を受けていただいた上で、主治医とご相談の上、療育目標を決めていただき当院へ紹介予約の手続きを取っていただいてください。希望ヶ丘ホスピタルより紹介予約の手続きをいただき次第、当院より療育スタッフによる療育前の評価の日程をメールにて相談させていただきます。 療育開始後は当院では療育前診察と治療目標の確認を行い、希望ヶ丘ホスピタルで投薬を含めた診療を定期的に継続してください。 |
県南の専門医で診断や経過観察を受けておられる方 | 県南で診断と評価を受けておられる方は利用の可否について当院にご相談ください。現主治医と連絡を取って対応を考えさせていただきます。 |