オンライン診療について
新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言に伴って電話による投薬など非対面による診療が容認されています。小児科診療の大部分を占める風邪の場合は新型コロナウイルスやインフルエンザを含めてウイルス性疾患では去痰剤や解熱剤による対症療法(支持療法)で自然治癒します。一方、溶連菌感染症では抗生剤を内服しないまま症状が遷延化した場合に腎臓に二次的な炎症を起こしむくみなどを起こし入院治療が必要となるなど症状は同じでも異なる治療が必要な疾患もあります。このため当院では引き続き対面による診察を重視し、積極的な電話診療やオンライン診療は行わない方針です。
しかし、感染の拡大の程度によっては、安全のためリハビリを除くすべての診療を院内でおこなわず、3密環境となる診察室を利用しないことを優先し、駐車場での「ドライブスルー診療」と「オンライン診療」を中心とした診療とさせていただく可能性があります。感染急増期にはご不便をおかけしますがご協力をお願いします。
オンライン診療の流れ
コロナウイルス感染症の感染防止策としてLINEにて特例として認められた手段を用いてテレビ電話によるオンライン診療を行います。オンライン診療においては通信に関する費用を別途徴収することが認められており、保険診療に伴う医療費自己負担分に加えて通信に関する費用として2200円を負担していただきます。
必要なもの:診察券・保険証・子ども医療受給者証・ネット環境・LINEが使えるスマートフォン・LINEアカウント
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オンライン診療に関する注意事項
オンライン診療は、通常の診療(対面診療)ほど十分な評価ができません。このため、症状等によっては、対面診療が必要になることもあります。また、他院での診察をお勧めしたり、病院紹介が必要になることもあります。
本来、対面による診療を行った上で計画書に基づきオンライン診療を行いますが、感染拡大の防止などの観点から初診よりオンライン診療が一時的に実施可能となっています。オンライン診療を受診するにあたり以下に記載された点をご確認ください。また、感染が収束して厚労省の方針が変更された後に診療を継続する場合は、オンライン診療の指針にそった方法で診療を行います。
初診の方も「オンライン診療」のご利用可能ですが、原則として処方期限が1週間となります。また、向精神薬の処方はできません。
症状の変化や診療について相談がある場合は、対面による診療またはオンラインによる受診再度をうけてください。
お薬の受け取り場所は、ご自宅やご指定の薬局など選択可能です。受け取りまでに時間がかかる場合もありますのでご注意ください。
オンライン診療の実施は、医師は専用の端末を使用し、患者様はご自身が所有するスマートフォンや端末を使用していただきます。リアルタイム動画については第三者が提供して いるアプリケーション(LINEなど)を使用します。
診療動画は、クリニックでは録画しません。患者様が必要とされる場合は、医師と協議の上、患者様の端末へ記録していただきます。
保険診療に伴う医療費自己負担分に加えて通信に関する費用として2200円を負担していただきます。